みなさまこんにちは。
今日もまた、冬に逆戻りの寒さですね。
今日は、ゴールドの詰め物について書かせていただこうと思います。
詰め物は、専門用語で、インレーやアンレーと言われています。
インレーとアンレーの違いは、アンレーは小臼歯や大臼歯の咬頭と呼ばれる部分を覆い、詰め物のサイズが大きいものをいいます。
今回、書かせていただくのはゴールドインレー、アンレーについてです。
現在、保険治療でのインレーやアンレーで使用されている金属は、パラジウム合金という種類の金属です。
見た目は、銀色をしています。この金属の特徴は、とても硬いということです。
硬いということは、非常にいいことですが、何年間も使用していると金属と歯の境界部の縁の部分が金属疲労をおこして欠けてしまうことが多いです。
実際に臨床の現場でも、金属の下で虫歯になっているのは、ほとんどといっていいくらいパラジウムのインレーかアンレーです。
ゴールドインレー、アンレーが非常に優れているのは、なんといってもとても柔らかいということです。
柔らかいといっても、ふにゃふにゃしているわけではありません。
金属と歯の境界部がパラジウム合金のように欠けるのではなく、ゴールドは伸びてくれるので、より封鎖性があがります。
つまり、パラジウム合金に比べて、圧倒的に再度虫歯になる率は下がります。
一度金属が入っている状態から虫歯になるということは、どんどんと歯質がなくなっていくということを意味しています。再治療を防ぐという意味でも、金属を選択するのであれば、パラジウムよりゴールドをおすすめします。
あまり、ゴールドの詰め物に、みなさまなじみは無いと思いますが、いい物はいい!ということで、今回御説明させていただきました。
では、みなさまよい週末をお過ごしください!!