被せ物の型取りはあまり気分のいいものではないですよね。型取りが苦手な方も多いと思いますが、施術者にとってはとても重要な作業の一つです。なぜなら型取りの準備や方法によって、被せ物のクオリティが左右されるからです。
先日被せ物の型取りを終えた患者様から、「歯肉を何回も触られてちょっと気になった、何をしていたのか?」とご質問を受けました。そこで早速今月発売されたnicoの記事をお見せし「実は歯と歯ぐきの間に糸を二重に巻いていたんですよ。」とご説明しました。
綺麗かつ精密な被せ物を作るために大事な作業で、「歯肉圧排」といいます。少々不快で時間もかかる処置ですが、患者様にはご辛抱いただく必要があります。
詳しくはnico4月号をご覧ください。
nico4月号(クインテッセンス出版株式会社)
「知りたい!補綴のメカニズム」
vol.8 歯ぐきがチクチク。でもこの2本の糸が要です。
補綴物のクオリティは型取りの準備がいのち!
来月も引き続き型取りのお話で、細密に取る材料についてご紹介します。お楽しみに!