新型コロナウイルスの流行から約1年、未だ感染の勢いが収まらず、私たちの社会や生活に多大な影響を与えています。
皆様も、口腔ケアが感染症予防に有効であると、既にご存知かと思いますが、
先日発刊された「日本歯科医師会誌」に大変興味深い情報があり、勉強会を行いましたので一部ご紹介したいと思います。
・コロナウイルスは舌粘膜に多く発現している。
・歯周病菌の誤嚥は、コロナウイルス感染を促進させる可能性がある。
・コロナ患者が歯周病菌を誤嚥すると、肺炎症と相まってコロナが重症化する。
・歯周病菌が出す酵素が、ウイルス感染を促進する可能性が高い。
・口腔細菌の誤嚥は、呼吸器上皮細胞が破壊され、二次感染の要因になりうる。
この記事によると、やはり口腔ケアはコロナウイルス感染症対策として、大変重要といえます。また、歯科の役割は、虫歯や痛みの治療だけでなく、「お口から皆様の全身の健康を守っている」という強い使命があるといえます。
皆様には、日々の健康管理、感染症対策に引き続きご留意いただき、併せて歯科医院での口腔ケアの重要性を、再認識していただければ幸いです。
現在歯科医院への通院が難しい方は、是非、ホームケアに努めてください。
日付: 2021年1月29日 カテゴリ:土屋歯科クリニック&works