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むし歯のメカニズム(1)

皆さま、こんにちは。総務の笠原です。
もう8月ですね。夏本番ですが、いかがお過ごしでしょうか。

先日のブログで新発売の歯みがきペーストをご紹介しましたが、
リン酸、カルシウム、再石灰化など聞き慣れない用語があったかと思います。
今回「むし歯のメカニズム」について簡単にご説明しますので、
こちらも参考にしていただければと思います。

まずはじめに知っておくと良いのは、歯の構造についてです。

「エナメル質」…歯の表面を覆っている組織
「象牙質」…温冷を敏感に感じるエナメル質よりやわらかい組織
※エナメル質は主にリンとカルシウムで出来ています。

私達が食事をすると、むし歯菌が出す酸や、食べ物に含まれる酸によって
歯の成分であるリンとカルシウムが溶け出します。
このことを「脱灰」といいます。

ここまで読んで、「え!?食事の度に歯は溶けていて大丈夫?」と
心配になるかもしれませんが、安心して続きをお読みください。

実は、唾液にはリンとカルシウムが含まれており、表面を常に修復しています。
これを「再石灰化」といい、歯の表面を再生しむし歯を防いでいます。
私達の口の中では、この「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されているのです。

ですから、フッ素とリン酸、カルシウムを一本に同時配合した歯みがきペースト
「クリンプロ」はむし歯予防に効果的なのです。

それにしても、唾液の力で溶けた歯をで修復しているなんて、
私達の身体は凄いですよね。

ここまでお読みになって、「じゃあ、なんで私はむし歯になってしまったの?」と
思った方もいらっしゃると思いますので、次の機会にお話しようと思います。

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2015年07月29日 14:55に投稿されたエントリーのページです。

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