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歯の神経

最近、日が長くなり、18時30分を過ぎても外が明るいので、すこしウキウキしますね。

今回は、歯の神経についてです。

歯の神経は、歯の中の神経と歯のまわりの神経の2つがあります。

歯の中の神経は、「冷たいのもので歯がしみる」とか「歯に大きな穴があいて、ずきずきする」
など。
つまり、歯の知覚をつかさどる神経のことです。


もうひとつ、歯のまわりの神経があります。
今回は、こちらをメインにお話しさせて頂きます。

よく、このような質問があります。
「歯の中の神経はとったのに、なんで歯が痛いんだろう」
これは、歯の中の神経ではなく、歯のまわりの神経が炎症をおこしているからです。

歯のまわりの神経の役割とは。
「今、物を噛んでいますよ。噛んでいるものの固さはこれくらいですよ。」と脳につたえるのが主な仕事です。

目をつむって突然得体のしれないものを口に入れられたら、どうやって噛んでいいかわからないと思います。ただし、一度ガリっとかんである程度の固さを認識したら、それに対応して咀嚼します。
これに歯のまわりの神経は関与しています。

食べ物を噛んで飲み込むというのは、とても単純な行為です。
けれど、人間は自然とかたいお煎餅と柔らかくてネバネバするお餅とでは、無意識に噛み方や噛む力を変えて咀嚼しています。
そしてここでさらに重要なのが、口に入れようとしている食べものを目で見て認識することが、とても重要であるということです。

人間は、目で見て、実際に噛んでみることで、その食べものがどれくらいの固さなのかを、きちんと学習し、何も考えなくても、食べ物に順応して咀嚼しています。
反対に、たとえば、お餅だとおもって噛んだら石だったらどうでしょう。
あいててて〜となります。


食べ物を食べるという毎日の反復行為ひとつにとっても、人間にこれだけ奥の深いメカニズムがあります。皆様、ご自身の体をいたわってあげてくださいね。


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2010年06月04日 20:48に投稿されたエントリーのページです。

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