診療内容 CARE&CURE

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根管治療  進行したむし歯を適切に治療・予防

根管治療が必要な状態

歯髄炎

虫歯や、歯周病、外傷など、様々な原因によって、歯の根の中の歯髄組織にまで、炎症が及んでいる場合。

症状
  • 何もしなくてもズキズキする。
  • 冷たい水や、温かい飲み物などで、猛烈な痛みの出現。
    入浴や、就寝時などに、痛みが増す。

根尖性歯周炎

歯の根の中の歯髄が完全に壊死してしまい、炎症が歯の根の尖端まで到達し、周りの骨にまで炎症が波及している状態。
もしくは、根管治療済み歯であるが、被せものや根充材の隙間から根の先まで細菌が到達し、骨にまで炎症が波及している状態。

症状
  • 噛むと痛い。違和感がある。
  • 歯ぐきが腫れる。
  • 歯ぐきにニキビのようなおできがよくできる。

外科的歯内療法の必要性

歯の根の形は非常に複雑で、洗浄液や器具の到達が、不可能なこともあります。
また、病気が慢性化し、細菌が骨の外にまで住み着いている場合や洗浄液に対して耐性をもっている菌も存在しており、そのような場合は外科的なアプローチが必要になります。

根管治療の流れ

STEP1.口腔内診査

猛烈な痛みや、腫れなど急性症状が出現しているときや、物を噛むと痛いけれど、どこの歯かよくわからないなど、症状のある歯が限定できず、診断が正確に行われないことがあります。
患歯を特定するためには、きちんとした検査が必要になります。

STEP2.術前のレントゲン撮影(2方向)

治療を行う歯の術前レントゲン写真は、最低2枚必要になります。

上記の2枚のレントゲンをみると、①では根の中の根管や、根の本数がいくつあるのか不明ですが、角度をつけた②の写真をみると、根の本数は4本であることがわかります。
また、角度を変えて撮影することで、病巣の大きさや、根の湾曲の方向など、さまざまな情報を得る事が可能となります。

また、歯ぐきにおできが出来ている場合は、そこから造影剤をいれてレントゲンをとることで、原因歯、さらには、原因となっている根を特定することも可能となります。

STEP3.マイクロスコープで根管の中をチェック

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

治療を行う前に、根の中をマイクロスコープで確認していきます。
明らかな破折がないかどうか、歯に穴があいてないかどうか、虫歯が進行しすぎていなかどうかなど、根管治療を行ってもその歯を保存できるかどうかを、まず確認していきます。

STEP4.カウンセリング

歯がどれくらいの確率で保存できるかどうかなどを、採得した資料をもとに診断し、ご報告させていただきます。

STEP5.実際の治療へ

根の治療の時は、毎回ラバーダム防湿を行います。

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

これは、根の治療中に唾液の汚染から守ることや、洗浄液などが口の中に漏れないためなど、さまざま必要性のもと、おこないます。

STEP6.隔壁作製

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

虫歯で多くの歯質が失われた場合は、歯の中に唾液が入らないように、また、せっかく入れたお薬がもれないように、防波堤隔壁を作製していきます。

STEP7.根管内の確認

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

マイクロスコープを用いて根の中確認し、見逃した根管がないかなど、感染源を除去していきます。
また、根の中に、おれた器具などがないかを確認し、必要であれば除去していきます。

STEP8.ネゴシエーション

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

術中に根の長さを、レントゲン写真をとり確認していきます。これは、根の治療において、非常に重要なステップとなります。

根尖(根の先端)まで歯骨道腔(神経の通り道)が存在しているかどうかを確認し、細くなっている歯骨道腔

を、 根尖まで少しずつ押し進めていきます。

STEP9.根管(神経の通り道)拡大

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

根の長さを確認できたら、根の中の洗浄効率を高めるためと、感染物質を除去するため、根管を広げていきます。

STEP10.洗浄

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

根の中を、洗浄液と超音波にて、徹底的に洗っていきます。

STEP11.根管充填

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

根の中に、薬をつめていきます。きれいにした根管内が再度汚染されないように、しっかりとパッキングしていきます。
当院では、アメリカの歯内療法専門医の多くが使用している器械を使用しています。
術中に、薬の位置が適正であるかどうかをレントゲン写真を撮影して、確認してすすめていきます。

STEP12.根管充填完了

3.歯科衛生士によるプロフェッショナルケア

術後にレントゲンをとって確認します。